強い意志で農薬不使用の自然仕立て農園でお茶栽培を実践している 小西さんを訪ねて
小西さんは大井川上流、川根中町で自園自製している茶農家さんです。私が小西さんを知ったのは「お茶、大井川、自然仕立て」とGoogle検索して。小西さんのホームページには、農薬不使用の文字がありました。「どんなお茶なんだろう?」この思いが小西さんとの出会い、そして新しい『放任茶』誕生の始まりです。
2016年11月12日 最初の出会い
2016年11月12日、初めて小西さんの茶園に伺いました。小西さんの茶園は、何カ所かに分かれています。ここは、大井川が望める高いところにある茶畑です。
車から降りてすぐ驚いたのが、ふかふかな地面。
ニッコリうなずく小西さんでした。
この畑では、静岡県でメインな、やぶきた品種以外に桜の香りがする、静7132品種や早生品種のつゆひかりも栽培されています。もちろんすべて農薬不使用、化学肥料不使用です。
自然仕立て栽培の茶園
次の茶園へ移動しました。私が見たかった、自然仕立ての茶園があります。ここも農薬不使用、化学肥料不使用です。
整枝といって、茶樹の形を整えない茶園。勢いがあります。
まさしく『放任茶』です。
小西さんの農薬不使用栽培への自信、垣間見たようでした。
季節は晩秋、茶畑にお茶の花が咲いていました。
苦労いっぱい、でも安心安全のためには強い意志で農薬不使用、化学肥料不使用に取り組み続ける。新しい『放任茶』への期待を胸に、小西さんの茶畑を後にしました。
新茶時期、ふたたび小西さんの茶園へ
2017年5月7日新茶の季節 ふたたび小西さんの茶園を訪れました。
昨年の秋とは違い、新芽がとてもきれいでいた。
眼下には清流大井川が流れているすばらしい自然環境。この環境を大切に守っていく小西さんのお茶づくりです。
やぶきた品種、つゆひかり品種、静7132品種。小西さんが栽培しているお茶はどれも、農薬不使用、化学合成肥料不使用です。
それぞれの品種の収穫時期はその特性によって変わってきます。ひと葉ひと葉丁寧に摘み取っていく小西さん。安心安全の美味しいお茶をお届けしたいという思いが伝わってきます。
力強く育った放任茶
いよいよ、放任茶が育っている茶畑に向かいます。車で10分の移動です。
背丈ほどにグンと伸びた茶園が広がっています。ここが放任茶が栽培されている茶園です。
年に1回しか摘まないお茶。農薬や化学合成肥料は使わない。有機質の肥料源を使った土作り。だから微生物もしっかり生きている。茶樹の力を最大限ひきだして、お茶本来の香りいっぱいのお茶。これこそが『放任茶』です。
最後に小西さんからお茶を摘むときのこだわりをお聞きしました。
「自然環境を守り、体に安心なお茶を、美味しくつくるんだ。」
笑顔でこたえてくれた小西さんから、そんなこと感じました。私もその想い、放任茶を通してしっかり伝えていきます。
山一園の自慢商品です。深蒸しの新茶を摘んだあとの工程から出てくる茎のみを集め、棒茶に仕上げました。煎茶とは又一味違った茎の甘みとコクを存分に楽しむことができます。
756円(税込)(深蒸し茶) 5g x 15袋
静岡県牧之原市の茶農家、久保田和宏さんが栽培する葉肉の厚い上質な茶葉。一番茶のみでつくった深蒸し茶です。茶葉が広がりやすい三角ティーパックに入ってます。
648円(税込)ティーバッグタイプ 3g x 5袋です。焙煎温度を極力低くして、茎のよさを活かしたナチュラルテイストの優しい味に仕上がっています。
648円(税込)